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BOOK CAFE LAGOM

680-0824
鳥取市行徳3-757

本の紹介

食品の裏側 安倍司著

食品添加物の話は過去にも何度か読んだことがあるが、食品添加物の元トップセールスマンが明かす舞台裏は「なんともはや」である。

食品添加物を取らないようにしてはいるものの、食材を購入するとき熱心に裏側を読んでいないことに気づくのであった。必ずチェックしていたのは製造年月日と賞味期限だ。値段の安い食材はそれなりにデメリットがある事を承知で安さ目当てに購入していたのである。

安全な食品がこんな安く購入できるはずはない、と頭ではわかっていてもである。一人暮らしの時は材料費が高くなっても「安全第一」と納得していたはずなのに。家族と暮らすようになると食費を抑えることに精力を注いでしまっていた。

コンビニ食品が増えたり惣菜の購入が増えているわけではない。仕事で帰宅が遅くなった時、疲れている時、手抜きしてもいいよね、と耳元で悪魔の囁きを聞きながらコンビニや惣菜に走った時もあった。しかし、手抜きの品はそれなりの味でしかない。食べる端から後悔し再び同じ失敗は繰り返さないと誓ってカップ麺やレトルト食品はかなり減った。しかし、台所の引き出しには多くの種類の調味料が眠る。もったいないなぁ。体には悪いと分かっているのだがゴミの日に出すのも胸が痛む。

パッケージの裏側と相談しながら処分していく事にしよう。ゴミ箱か私の胃袋かどちらに入っていくかわからないけれど。