menu

BOOK CAFE LAGOM

680-0824
鳥取市行徳3-757

本の紹介

やってはいけないウォーキング 青柳幸利著

タイトルの付け方は好きではない。「〜してはいけない」シリーズみたいな本は多く刊行された。とは言え、内容は目から鱗状態である。

これまで奨励されていたような事が否定されているのだ。私の持っている常識が命を縮めるという。その内容といえば

・朝のウォークで脳卒中に

・犬の散歩でうつ病に

・毎日一万歩で骨粗鬆症に

といったものである。

著者は15年にわたって、65歳以上の5,000人を対象に1日24時間365日の生活行動を追跡調査した結果だと書いている。この研究成果はNHKの番組で話題を呼び、今では全国の自治体や大手企業の指針になるなどの反響を呼んでいるらしい。

私は「毎日一万歩」の目標で散歩をしていたこともあり、これまでの習慣を変えるきっかけともなった。運動強度についても書かれているが、日々の私の生活はそこそこの運動強度もあるようなので厳密に考えることはせず、昼間の散歩を30分程度で続けていこうと思う。親の介護を始めて切実に考えるのは「生涯健康」である。誰も看取ってくれない立場なのだからどれだけこの言葉が大切か身に沁みている。