気象予報士という生き方 森田正光著
テレビに出始めたのが1978年28歳の頃、現在は日本最年長お天気キャスターとなった著者の語りをライター大泰司由希氏が書きまとめたものである。
偶然に日本気象協会東海本部の職員となり、名古屋から東京に転勤し、1992年に23年間勤務した気象協会を退職しフリーとなる。現在株式会社ウェザーマップ会長。気象予報士2回目試験で合格。
「仕事と生き方シリーズ」の新書である。第3章の「気象予報の歴史と発展」では日本の気象予報の歴史、気象予報士制度が出来た経緯等がわかりやすく記載されている。また、第4章では「気象予報士になるには」と試験内容、取組み方、資格をとってから等々、詳しく説明されている。
現役の気象キャスターが語る50年あまりの気象にまつわるエピソードは興味深く、著者の熱い思いも伝わってくる。