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BOOK CAFE LAGOM

680-0824
鳥取市行徳3-757

本の紹介

経済のことよくわからないまま社会人になった人へ 池上 彰(イケガミ アキラ)著

 まるで私のために書かれた本か、といったタイトルである。それなりに知っているような気はしていたが、読んで勉強になった。外で働いていた時に一体何していたんだかと自身にツッコミを入れたくもなる。

 特に7章の「納める」は多くのサラリーマンにとって耳の痛い話かもしれない。毎月の給料から所得税や住民税は天引きされていて毎月どれくらいの税金を支払っているのか把握していないだろう。10年近く前、アメリカに住む友人の家に遊びにいった時、リビングの机に高く積まれた分厚い書類の束があった。これは何?と尋ねたところ、アメリカでは各個人が税金を支払うので、そのための書類だという。日本のように天引きなどというお気楽な仕組みはないらしい。だから税金に関してアメリカ人はとてもシビアなのだと言う。大きく頷いてしまった。税金の実態を知っているからこそ真剣に政治にも参加するのかもしれない。何事も適当に人任せ日本人は私自身でもあった。

 昨年の参議院選で国会議員になった話題のガーシーはとんでもないと思うのであるが、彼の言動のおかげでこれまで表面化していなかった働かない議員がいることも話題になり始めている。地方議会でもとんでもない議員もチラホラ。私たちの税金は一体どう使われているのか、真剣に考えていかなければいけないのだなぁ。