高校生が教わる「情報化社会」の授業が3時間でわかる本 沼 晃介(ヌマ コウスケ)著
高校では2013年から「社会と情報」と「情報の科学」のどちらか1科目を選択します。現在の大人のほとんどはこの授業を受けた事がありません。と記述されている。学び直しの本を手に取って驚くことは多い。学校教育は年代によって大きく変わっていたことを改めて知ることになった。現在の若年層が学んでいる現代の知識を学校教育から遠く離れてしまった大人はどうやって補填していくのか。学び直しの本が世間には大量に出回っているがそれを追いかけて行くだけなのか。そもそも学び直しは不要で知らないのは当たり前と開き直れば良いのだろうか。とはいえ不都合を生じるのは自分自身なのだからなんとかしなきゃいけない。
数十年パソコンと縁のある職場で働いていたのでこの本の内容は理解しやすいのだけれど、そうでない環境で過ごしている人がコンピュータ関連の知識を身につけるのは難しいのだろうと想像する。公共交通機関さえ使う頻度が著しく減少し高齢者と時を過ごすことが多くなった今、私にとって情報はどんどん遠くなる。