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BOOK CAFE LAGOM

680-0824
鳥取市行徳3-757

本の紹介

がまんしない家 水越 美枝子(ミズコシ ミエコ)著

 2021年発行の本である。近年社会が急速に変化しているがそれに対応した生活様式を提案している。例えば、男女協働家事、育児、プライバシーの尊重、感染症対策等々に対しての多くの悩みを解決するために様々な提案がなされている。今まで読んできた家づくりの本とはかなり視点が違うのだが現在の家づくりに最も必要な内容だと思う。女性の視点から実際の生活場面の詳細なアドバイスはありがたい。

 著者は30年前バンコクに6年間住み帰国後、建築士事務所を共同主宰し総合的な家づくりを提案している。バンコクに住んだことによって「欧米スタイルの家」での暮らしを経験し、「住まい」についての考え方が大きく変わったという。

 この欧米スタイルを体験するというのは貴重である。私は旅が好きで海外のホテル宿泊の経験があるが、国内の温泉旅館宿泊だけでは見えてこなかった暮らしを実感してきた。

 最も共感したのが第4章の「寒さ、暑さをがまんしない暮らし」だ。私は2年近く前に家を建てたが、寒さ対策第一の家を望んだ。高気密・高断熱の家にしたおかげで光熱費もかなり抑えられている。(現在は300㎡以下の新築住宅での建築物省エネ法は努力義務であるが、2025年からは全ての新築住宅・非住宅に適用される。但し10㎡以下のものは対象外)

 「これからの生活様式への住まいのリセット術」との副題も付けられているが、老後は長く死ぬまで快適な我が家で過ごすために住まいに対する努力は今後も惜しまないことにしたい。