毎日の家事を楽しむ、ちいさなヒント リンネル編集部
発行は2015年だがもっと前にも同じような内容で他の出版社からも発行されていて既視感ありであった。この既視感というのは、私が家事に目覚めた頃からこのような内容の本を図書館から片っ端に借りては読みを繰り返していたためだろうと思う。内容に新鮮さはなく、むしろ家電や衣料品の性能進化、料理の簡便さが進む現在どれほどの人が喜ぶ内容だろうか、と疑問が生じた。家事は男女平等なんて言うつもりはないが”「おかあさん」が楽しくなる。暮らしの知恵とコツ”の副題に違和感もある。生活情報雑誌等にはもっと簡単にできる家事の詳細が掲載されている。
雑誌「リンネル」は10代から60代の幅広い年齢層の読者から支持を得ており、「丁寧で心地よい暮らし」をコンセプトにしていて、”暮らし系女子”という市場を獲得しているらしい。
紹介した本は雑誌「リンネル」のコンセプトに沿ったものであった。丁寧で心地よい暮らしとは、”ひと手間かけて”のもののようだ。