menu

BOOK CAFE LAGOM

680-0824
鳥取市行徳3-757

本の紹介

宿根草のナチュラルガーデン 荻原 範雄(おぎはら のりお)著

 自宅の裏庭で細々と園芸を始めた。何を植えようかと迷いながら、初めてで何もわからないので、とにかくなんでも植えてみた。最初は購入した花の苗を鉢に移植して、の繰り返し。多くの植木鉢が並び毎日水やりに追われた。地植えにすれば少しは楽になるのでは、と鉢のほとんどを地植えに変えていった。劇的に楽になり安堵したのも束の間。ミニトマトの脇芽摘みが追いつかず、どんどん大きくなっていって始末に負えないほど成長していった。

 苗を分けてもらった鶏頭、マリーゴールドを地植えにしたところこれまた成長が著しく日々緑が濃くなっていった。彼岸のお墓用にと植えたのに、結局間に合わず10月に入った頃に花が咲き始めた。

 ナチュラルガーデンとはあえて主役となる花を置かず形も決めず、たくさんの種類の植物で魅せる自然な雰囲気の庭のことだという。この本を読んで俄然宿根草に大きく心が揺らいでいる。野の花の咲くような自然体の庭を目指してみようか。