園芸「コツ」の科学 上田善弘(ウエダ ヨシヒロ)著
暖かくなり再び園芸熱が高まってきた。図書館で園芸本を物色しているのだが、なかなかその時の気分にヒットしない。この本は”もっと咲かせる”と表紙にも書かれているように「花を咲かせるコツ」にテーマが絞られている。園芸初心者の私にはまだ早いテーマでもあるのだが、”長日処理”、”ピンチのひと手間”等私が過去に体験した事の知識の補填となった。
「長期間咲かせるには花殻摘みが重要だ」とのことである。園芸を始めた頃は花殻摘みが何であるかもわからなかったのだが、結実してタネがつくと、徐々に花数が減ることを知り、せっせと花殻摘みをした結果か昨年暮れに植えたパンジー、ビオラが今も新たな花を咲かせ続けている。
一冬でダメになってしまうだろうと予想していたポインセチアが葉を繁らせ緑が眩しくなったのは嬉しかった。次の年もまた自然に苞が色づくだろうと思っていたが、長日処理が必要になると知り、段ボールを被せ実験をした。花屋の店頭で売られているようにならぬものの赤く色づいてきた。結局私の実験はそこまでで翌年は枯木のような姿で生き絶えた。
過去に出版された”園芸「コツ」の科学”は私のような園芸初心者にはとても分かりやすい内容であるようだ。取り寄せて今年も園芸熱を持続させたい。