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BOOK CAFE LAGOM

680-0824
鳥取市行徳3-757

本の紹介

古本食堂 原田 ひ香(はらだ ひか)著

 「ランティエ」2021年5月〜10月号に掲載された作品を改題し、加筆修正したものである。「ランティエ」とは何か?2005年2月発刊だという。20年近くも世に出ていると言うのに全然知らなかった。本屋で無料でもらえる紙の冊子だという。この冊子は1冊200円で販売しているらしい。今をときめく作家の連載が載っているようであるから購入を考えようか。

 あっという間に読めてしまった。著者の作品に登場する街や食べ物は首都圏在住の頃に知ったものも多い。特に本書は神保町の古本屋が舞台である。学生時代から足繁く通っていたこともあり40年余りも昔のこの街を鮮明に思い出した。変わらない場所もまだ残っているようで嬉しい限りだ。

 「源氏物語玉の小櫛」本居宣長が書いた源氏物語の注釈本の存在を私は全く知らなかった。「輝く日の宮」丸谷才一著も同様である。その他、本書に紹介されている題名は知っていても読んでいない本のなんと多い事か。楽しく読んだものの自身の読書量の少なさに改めて愕然とするのであった。