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BOOK CAFE LAGOM

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鳥取市行徳3-757

本の紹介

あらしのよるに きむら ゆういち著

 2006年刊行。絵本「あらしのよるに」は1994年に刊行され全7巻で構成されている。私が読んだのは「小説あらしのよるに」、絵本と内容が違うようだ。私は絵本「あらしのよるに」を朗読会で聴き、続編を読むつもりで読み始めたところ、小説は11章で構成されていて絵本の作品とは終わり方も違うようだ。読み比べていないので、どちらが好きなのかまだわからない。ネット検索をしていてわかったことだが、驚くべきことにヤギのメイは「オス」だと作者の木村は言うのである。メスのつもりで読んでいたので読後感がかなり変わってしまった。

 絵本第1巻はドキドキの連続でオオカミに気づかれなくて本当によかった、と胸を撫で下ろしたものだった。まさか続編があると思わず偶然本に巡り合った。「あらしのよる」はゲームやアニメにもなっている人気作品だと今回知ることになった。

 私が読んだものは2006年発行で表紙が「あらしのよるに」であり、2008年発行されたものは「小説あらしのよるに」だ。小学館から発行され「小説」が追記されただけで内容に変更はないと想像している。2006年版で再販されなかったのは「小説」であるとの区別化のためだったのだろうか。

 20年ぶりに新刊『新あらしのよるにシリーズ1 あいことばはあらしのよるに』が2025年3月12日に発刊される。

 読後にネット検索をしてみるとこの小説に関する様々な情報が出てきたのには驚かされた。とても人気の高い本であることを認識した。