
誠実な投資 中野晴啓(なかの はるひろ)著
投機と投資は違う。お勧めしているのは長期投資であり、短期投資ではない、と長期投資を推奨する講師は何度も繰り返す。講演会に出席して会場で販売していたこの本を購入し、サインまでもらってきた。
2006年にセゾン投信運用会社を立ち上げて「直販」と言う販売スタイルで運用総資産額約6,000億円、顧客数は約15万人という業績を打ち出している。ところが2023年6月親会社のクレディセゾンから解雇され、同年9月に資産運用会社「なかのアセットマネジメント」をスタートさせた。60歳からのスタートで「長期投資の伝道師」として「素敵な会社が選ばれる資本市場」に貢献していくという。
講演内容は分かりやすかったが、本を読めば一層理解は進む。
還暦をとっくに過ぎてしまった私が今更、長期投資に意欲を燃やしたところで残り人生が少なく本来の運用はできないと理解している。目指すは今後続くインフレに耐えることができるような資産運用である。欧米では一般的だというIFA(資産アドバイザー)の助言を受けながら細く長く耐えていきたい。