
東京すみっこごはん 成田 名瑠子(なりた なるこ)著
シリーズ物で現在までに5巻発行されていてこの作品は第1巻。
5話からなる連作短編集。第1話の高校生女子のいじめの話は心が痛む。物語として読めばいいだけなのだが、いじめで自殺、殺人等のニュースを見ることも多く、昔からあったいじめではあるがこの陰湿さについていけない。共同台所「すみっこごはん」に通うようになり笑顔が見られるようになったのは嬉しいことだ。
どの話も結構辛いのだが、性別、年齢の違う人達と料理を作ることを通して辛さが薄まっていく話になっていてホッとする。
共同台所に集まってくる人たちの現在の様子は5話を通してわかってきたが、シリーズは続く。これからどんな展開が繰り広げられるのか。読みたいような、それでいてこれ以上の事もないような。