言葉の園のお菓子番 ほしお さなえ著
連句会「ひとつばたご」に集う人々と共に連句づくりに親しんでいく一葉の成長が描かれている。連句作りがどんなものなのか詳しく説明されているのだが、イメージできない。実際やってみればコツが掴めるのかもしれないが。ただ即興が苦手な私なので、その場で作り上げることはできそうもなく連句と縁なきままだろう。
作品に登場する和菓子や土地名等は作者の創造ではなく実存しているものが大半だ。首都圏に住んでいた時に歩いた場所や著名なお菓子が描写されているのは楽しい。いつか味わってみたいお菓子も数多い。季節ごとに選ばれたお菓子であるので味わう機会が持てるとは思わないのだが。
「ビギナーズラック」に書かれているコミックは思い出せば心躍るものばかり。私は一葉の母の世代になるようだ。少女漫画に没頭していた私だったが、職場に入ると青年漫画にハマってしまった事を思い出してしまうのだった。
著者の書くシリーズものは多く、今回は第三弾だったようだ。ここのところ”ほしおさなえ”ばかり読み続けている。シリーズを追いかけ始めるとしばらくの間、傾向の異なる本は読めなくなってしまいそうだ。

