放課後ミステリクラブ(金魚の泳ぐプール事件) 知念 実希人(チネン ミキト)著
子どもたちのために本気で書いた本格児童書ミステリで、シリーズ化され第8巻(2025年11月時点)まで刊行されている。今作は第1巻で2024年本屋大賞にノミネートされた。
私の小学生の頃は国内では少年探偵団シリーズ(江戸川乱歩)、海外では名探偵ホームズ(コナン・ドイル)の人気が高かった。前回の本の紹介で江戸川乱歩の「大金塊」を紹介したが、現代はどんな作品が読まれているのか調べたところ、放課後ミステリクラブが面白そうだったので読んでみた。
暴力、殺人もなく穏やかでいながら推理を楽しめるのは良かった。
プールの消毒の匂い、水を勢いよく飲み込んでプールサイドでゲホゲホ繰り返していたり、当時は水中眼鏡もしないまま目を開けて泳いでいた事、プールの授業の後はクタクタ等々。小学校での思い出が蘇ってきた。縁日での金魚掬いでは全く金魚が取れなかった事。作品を読みながら推理小説を楽しむというより、自身の小学校時代の出来事と重ねながら読んでしまった。子ども向けの内容なのであっという間に読めてしまう。思い出と共に、といった読書時間を過ごすことができた。

