お金の減らし方 森 博嗣(モリ ヒロシ)著
まえがきを読んだだけでこの作者の異人ぶりがわかる。私は作者の小説を読んだことはない。名前は目にするのだが、作風も人物も知らない。本のタイトルが奇妙なので手に取ってしまった。「まえがき」でノックアウトされたような気持ちだ。あまりにも異彩すぎてお金の減らし方の参考にはならないが、興味深い。年金生活者の私には全然参考にならない話ばかりだし、やってみたいと思うことはまずないのだが、話のネタとして使えそうである。
一部文章を引用するが「お金持ちは例外なく言えることは、威張る必要がないから、腰も低いし、人に良く見られたいという欲求もないから見栄や嘘の必要がない。本当に偉い人は、偉そうなことは言わない。」私の周囲にお金持ちがいないので、賛同できないが、テレビや雑誌等で紹介されるお金持ちの有名人からこの引用箇所に繋がることがある。
あとがきに書かれている”自分の所有物を売ったことがほとんどない”これは私もそうだ。近年オークションやフリーマーケットが盛んなのだが、なぜ人は自分の持ち物を売りたがるのか不思議だ。欲しくて購入した物を売ってお金にしたがる理由がわからない。

