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BOOK CAFE LAGOM

680-0824
鳥取市行徳3-757

本の紹介

成瀬は信じた道をいく 宮島未奈(みやじま みな)著

 成瀬シリーズ第二弾。成瀬の話し方は相変わらずおかしい。とは言うものの女性だから女性的な話し方をするのが正しい、とも言えないことに気付かされる。ステレオタイプの女性を描く必要はないのだから、こんな話し方をする女性がいてもアリなんだなぁ。この小説を読みながら、私自身洗脳された男女の姿を求めていたようだ。

 「ときめきっ子タイム」のときめき小学校の四年生”北川みらい”は成瀬が大好きで「総合学習の時間」にゼゼカラについて班で発表している。この素直さに心洗われてしまった。

 「成瀬慶彦の憂鬱」では成瀬の父が描かれている。優秀な娘にどう対応すれば良いのか戸惑い続ける姿がなんとも言えない。京大の受験会場で出会ったテントで野宿する受験生を成瀬が自宅まで連れ帰ることに抵抗できず自宅に泊めることになるのだが、あまりにも自然な成り行きだ。

 どの章も嫌味なく大口開けて笑えてしまう。「成瀬は天下を取りにいく」と同様に一気に読み通してしまった。第三弾も楽しみだ。