あたたかい暮らしのヒミツ 旭化成建材快適空間研究所
パッシブデザインを採用している工務店に建ててもらった我が店は断熱材がたっぷりと入った建築物である。温熱環境の良い空間で暮らしてその快適さを実感している。実家は30年近く前の建築物でまだ十分新しいのだが、「夏涼しく冬暖かい」を主たる目的にしなかったためか日本の一般家屋同様に冬は寒い。
私は転勤のため多くの賃貸住宅に居住してきた。築年数が古く安普請のアパートは住環境は快適では無い。と言って築年数が浅い物件が快適とも言えない。居住環境に対して日本人は「暖かさ」を優先してこなかった。快適な住居に住むことは容易ではないことを実感し続けた。北海道の住宅は冬はかなり暖かいと聞いているが残念ながら居住経験はない。
断熱性能の高い我が店の燃費はかなり良い。と言っても比較対象が無いので燃費が良いとデータでは表せないが、月々支払う金額は安い部類に入るようだ。
私は両親の暮らす家を暖かくしたいと思うのだが、高齢の両親はその必要を感じていない。高齢になると体温調整が困難になり、寒暖の差を感知しなくなっているように思われる。冬はヒートショック等で生死に関わると言うのだがそれを防止するために居住環境を整えるよりも目先の事として、厚着をする、暖かい布団を用意する程度で充分な様子だ。