言葉の園のお菓子番(未来への手紙) ほしおさなえ著
連句会「ひとつばたご」に通い始めて3年目。一葉と同世代が集う「きりん座」との交流が始まりこれまでと違った人間関係も生まれてくる。
蛍の就活について描かれているが大学生の就活の苦しさを知った。自分を否定されていくような日々が長く続いているようだ。学生時代呑気に過ごしていた私には想像もできない厳しさだ。
一葉の父の登場も興味深い。学生時代写真部にいて現像も自分でやっていたという。社会人になって写真とは縁を切ったようだが、「夕やけだんだん」で区の写真コンクールで賞を取ったという話をきっかけに再びカメラを持ち出して、きりん座の大輔と共に雑誌作りを始める。
スマホで簡単に写真が撮れるようになった現代と違い当時はフィルムを使っての撮影だった。フィルムカメラでの撮影、現像について詳しく描かれているのがとても新鮮だ。私も今はスマホだけになってしまったが、以前少しカメラで遊んでいた時期があったので一層懐かしくなった。
私自身連句を作れそうにないのだが、だんだん知識がついてきて面白い。

