菜の花食堂のささやかな事件簿 碧野 圭(アオノ ケイ)著
前回紹介した”菜の花食堂”シリーズ第1巻である。前回の本の紹介では掲載時に本カバーの写真を撮り忘れてしまった。カバーイラストの事を書いたにも関わらず、そのカバーがない、なんて!今回紹介する第1巻のカバーイラストはもちろん前回同様に杉田比呂美だ。
第1巻も既視感ありだった。多分何年か前にすでに読んでいたのであろう。5巻までシリーズは刊行されているが私は何巻まで読んでいたのか。
「ケーキに罪はない」篇で優希の過去が語られる。職場でのいじめの経験もここで語られる。女性職場でありそうな事件。再び苦しい時間が始まるのかと心配したが靖子先生が追い返してくれてやれやれだ。
「チョコレートの願い」では靖子先生の過去が見えてくる。
第一巻では、シリーズに今後も登場して行きそうな人物の背景も語られた。これから菜の花食堂を巡りどんな人たちが関わり物語は展開していくのだろう。残りの三巻読み終えるだろうか。