わたしの100歳地図 和田秀樹(わだ ひでき)著
今年に入って何度同じ著者の本を読んだのだろう。ベストセラーになった「80歳の壁」を父に贈った。その他にも老人に関する著者の本を図書館から借りて読んだ。どの本も内容は似たり寄ったりではあるが、読んでみると老いることへの不安が払拭される。老いに対してポジティブな考えだ。私を取り巻く周囲は、老いることは負であると刷り込まれているのだが、著者の本を読んでいるとそうではないことがわかる。
この本では著者の100歳までの地図が書かれている。著者が100歳まで生きる確証はないが100歳まで生きていればこうするだろう、といったものだ。心身ともに老いるのだから決して美しくはないが悲観的でもない。
世界はどんどんきな臭くなってきていて明るい未来など考えられないのだが、せっかく100年近く生きるのであろうから健康寿命を存分に延ばして生を堪能したい。