ミッドナイト・ララバイ サラ・パレツキー著 山本やよい訳
シリーズ第13作。2009年発表作品。40年前の黒人青年の失踪を解決していくのだが、人種差別、貧困格差が書き込まれていてシカゴの治安の悪さが私の脳に刷り込まれていく。現在のアメリカ合衆国は数十年前の姿に戻りつつあるようだ。
差別に立ち向かうヴィツクが魅力的なのだが、ハードアクションについていけなくなる。小説なのだから現実の探偵を想像しなくても良いだけなのだが。
ヴィックの叔父のピーターが過去に犯した犯罪を私は読み取ることができなかった。登場人物が多いことと名前がすんなり入ってこず、何度も登場人物を見返すのだが、なかなか厳しい読書であった。
もう暫くこのシリーズに浸っていたいような、抜けてしまいたいような気持ちだ。

