東京のぼる坂くだる坂 ほしおさなえ著
主人公”蓉子”の父は引っ越し好きで東京の坂のある町ばかりを好み、暮らしていた。父はいつの間にか家に居なくなってしまったが、引っ越しのたびに蓉子宛に新しい住所の書かれた引っ越しハガキが送られてくる。父はすでに亡くなってしまったが、蓉子はハガキに書かれた東京の坂17箇所を歩く物語だ。
これらの坂は東京にある本当の坂で各坂のイラストマップも掲載されている。私は在京中に意識して坂を歩いたわけではないが、何箇所か知っている地名を見つけることができた。私の知っている風景とかなり違ってしまっているだろうが、歩いてみたくなった。丈夫なうちに歩いてみたい、と思うのだった。

